ギャンブルなど浪費がある場合、自己破産できないのか?~自己破産④・免責不許可事由~

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 債務整理のご相談の中で、借金の原因にギャンブルやショッピング(最近だとスマホの課金)などの浪費があるので、自己破産できないのではないか、という質問を受けることがあります。

 

 確かに、ギャンブルなどの浪費は、自己破産による借金の免除が認められない理由(「免責不許可事由」(めんせきふきょかじゆう))の中でも代表的なケースです。

 

 もっとも、ひとくちにギャンブルや浪費といっても程度の問題であり、たとえ浪費が借入の一因となっている方でも自己破産による免除が認められる場合はありますし、当事務所の弁護士が担当した事案でも、相当数の方が自己破産を認めてもらっています。

 

 ただし、ギャンブルなどが原因となって自己破産をする場合には、裁判所が選任する「破産管財人」(はさんかんざいにん)と呼ばれる弁護士による調査が必要となり、裁判所に納めなければならない費用が上がってしまうことがありますので、その点はあらかじめ覚悟が必要です。

 

 また、あまりにもギャンブルや浪費がひどすぎ、自己破産による免除が認められない可能性が高いという方については、自己破産ではなく、借金を一部免除してもらい、残りを3年程度の分割で支払っていく「個人再生」を選ぶケースもあります。

 個人再生では、負債の理由に浪費があっても支払能力があれば基本的には受け付けてもらえますので、ご本人の意向や借入の理由、返済能力次第ではそちらをお勧めすることもあります。

 

 いずれにせよ、ギャンブルや浪費があったとしても自己破産を認めてもらえる場合はありますし、仮に自己破産ができなくても個人再生など他の方法を活用して整理できることもありますので、諦めることなく、まずは弁護士にご相談されることをお勧めします。

 

弁護士 平本丈之亮